境内神社 -末社(本殿左) --白山社 --神明社 --熊野社 -末社(本殿右) --山神社 --金ノ社 -豊受社 -尾関社 境外神社 -斎穂社 -八幡社 村人達による勧請
(境内分社)
-多賀神社 -天神社 -天王社 -秋葉社 -御嶽社 -大弁財功徳天社 村人達による勧請
(境外分社)
-八龍社 -弁財天奥の院 -白龍社
八劔神社

祀られている神々

境内神社

末社 (本殿左側)
白山社
白山社
菊理比賣神 (くくりひめのみこと)
神産みで伊弉冉尊(いざなみ)に逢いに黄泉を訪問した伊奘諾尊(いざなぎ)は、伊弉冉尊の変わり果てた姿を見て逃げ出しました。 しかし泉津平坂(黄泉比良坂)で追いつかれ、伊弉冉尊と口論になりました。 そこに泉守道者が現れ、伊弉冉尊の言葉を取継いで「一緒に帰ることはできない」と言いました。 つづいてあらわれた菊理比賣神が何かを言うと、伊奘諾尊はそれ(泉守道者と菊理比賣神が申し上げた事)を褒め、帰って行きました。 この説話から、菊理比賣神は伊奘諾尊と伊弉冉尊を仲直りさせたとして、縁結びの神とされています。
神明社
神明社
天照皇大御神 (あまてらすおおみかみ)
『古事記』においては、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が伊邪那美命(いざなみのみこと)の居る黄泉の国から生還し、黄泉の穢れを洗い流した際、左目を洗ったときに化生したとしています。 このとき右目から生まれた月読命(つくよみのみこと)、鼻から生まれた建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)と共に、三貴子(みはしらのうずのみこ)と呼ばれています。 このとき伊邪那岐命は天照大御神に高天原(たかあまのはら)を治めるように指示しました。
熊野社
熊野社
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
『古事記』の記述によれば、神産みにおいて伊邪那岐命が黄泉の国から帰還し、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊を行った際、 天照大御神、月読命に次いで鼻を濯(すす)いだときに産まれたとされています(阿波岐原は江田神社のある宮崎市阿波岐原町に比定される)。 これは神道の祝詞、祓詞にもあります。 『日本書紀』では伊弉諾尊とイザナミ (伊弉冉尊・伊邪那美命)の間に産まれ天照大神・ツクヨミ(月読)・ヒルコ(蛯児)の次に当たります。 統治領域は文献によって異なり、三貴神のうち天照大御神は天(高天原)ですが、月読命は天、滄海原(あおのうなばら)または夜の食国(よるのおすくに)を、 須佐之男命には夜の食国または海原を治めるように言われたとあり、それぞれ異なります。
須佐之男命は記述やエピソードが月読命や蛯児と被る部分があります。
末社 (本殿右側)
山神社
山神社
大山祇命 (おおやまずみのみこと)
『古事記』では、神産みにおいて伊邪那岐命と伊邪那美命との間に生まれたとされています。 その後、草と野の神である鹿屋野比売神(野椎神)との間に以下の四対八柱の神を生んでいます。

天之狭土神・国之狭土神
天之狭霧神・国之狭霧神
天之闇戸神・国之闇戸神
大戸惑子神・大戸惑女神

『日本書紀』では、イザナギが軻遇突智を斬った際に生まれたとされています。
金ノ社
金ノ社
金山昆古命 (かねやまひこのみこと)
『古事記』では金山毘古神、『日本書紀』では金山彦神と表記されます。 金山毘売神(かなやまびめのかみ、金山姫神)と対になるとも言われています。
神産みにおいて、イザナミが火の神カグツチを産んで火傷をし病み苦しんでいるときに、その嘔吐物(たぐり)から化生した神であると言われています。 『古事記』では金山毘古神・金山毘売神の二神、『日本書紀』の第三の一書では金山彦神のみが化生しています。
豊受社
撮影準備中
倉稲之御魂  (うかのみたまのかみ)
末社の神明社に合祀されていると考えられます。

『古事記』では、須佐之男命の系譜において登場し、須佐之男命が櫛名田比売の次に娶った神大市比売との間に生まれています。 同母の兄に大年神(おおとしのかみ)がおり、大年神は一年の収穫を表す年穀の神です。
飢えた時に食を要することから、穀物の神が生じたと考えられています。 『古事記』『日本書紀』ともに名前が出て来るだけで事績の記述はありません。
また『日本書紀』には、神武天皇が戦場で祭祀をした際に、供物の干飯に厳稲魂女(いつのうかのめ)という神名をつけたとあり、 本居宣長は『古事記伝』において、これをウカノミタマと同じとしています。
尾関社
撮影準備中
天之火明命  (あめのほあかりのみこと)
本殿に合祀されていると考えられます。

名前の「天之」「火明」からわかるように太陽光や熱の神格化です。 また、『古事記伝』では「ホアカリ」は「穂赤熟」で、稲穂が熟して赤らむ意味としており、天皇に繋る他の神と同様、稲に関係のある名前でもあり、太陽神、農業神として信仰されています。
このようなことから天穂日命の系譜、つまり天津神系の出雲神を源流としていることが伺えます。
「天之」の名がありますが「天照大神」とは別の神です。 元伊勢の籠神社では、主祭神を「天照国照彦火明命」とし、相殿神に「天照大神」としてそれぞれ別の神としています。

境外神社

斎穂社
斎穂社
大年神 (おおとしのかみ)
御年神 (みとしのかみ)
御食津神 (みけつのかみ)
事代主神 (ことしろぬしのかみ = 恵比寿)
大宮賣神 (おおみやのめのかみ = 大黒天)
商売繁盛・五穀豊穣の神々が祀られています。
八幡社
撮影準備中
誉田別命 (ほむたわけのみこと = 応神天皇)
かつて斎穂社の少し南に祀られていたと言われています。

清和源氏、桓武平氏など全国の武家から武運の神(武神)「弓矢八幡」として崇敬を集めました。

村人達が勧請し、境内に祀られている分社

多賀神社
多賀神社
伊邪那岐命 (いざなきのみこと)
伊邪那美命 (いざなみのみこと)
この二神は神代の昔、日本の島々を作り、 続いて天照大神をはじめとする八百万の神々を生み出されました。 このように命の親神様であることから、 延命長寿、縁結び、厄除けの霊神として崇められています。
天神社
天神社
菅原道真公 (すがわらみちざねこう)
道真公は「文道の大祖・風月の本主」と仰ぎ慕われ、 学問の神様として崇められています。 牛にまつわる伝承や縁起が数多いことから、 牛は神使(祭神の使者)とされ臥牛の像が決まって置かれています。
天王社
天王社
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと =午頭天王)
牛頭天王は疫病を司る神とされており、 その霊力がきわめて強力であるがゆえに、 逆にこれを丁重に祀れば、 かえって災厄をまぬがれることができると解され、 厄除けの神として崇められています。
秋葉社
秋葉社
加具土命 (かぐつちのみこと)
この神は伊邪那岐・伊邪那美二神の御子で火の主宰神で、 文化科学の生みの親として畏敬され崇められています。
御嶽社
御嶽社
大名持命 (おおなもちのみこと)
少彦名命 (すくなひこなのみこと)
国常立尊 (くにとこだちのみこと)
大名持命は大国主命の別名で、 少彦名命とともに国造りの基礎を築いた神様です。 国常立尊は神代第一代の神で天地創成時に出現された神であることから、 国土形成の根源神、国土の守護神として崇められています。 少彦名命は医薬の神様としても崇められています。
大弁財功徳天社
大弁財功徳天社
市杵島比賣命 (いちきしまひめのみこと)
「大弁財功徳天」は、始めは農業神として尊崇され五穀豊饒を願い、 寿命増益、福徳円満の功徳を念じられてきました。 また音楽の神様としても崇められています。 俗に弁才天(弁財天)として親しまれています。
市杵島比賣命は水の神様で、弁才天と同一視されています。

村人達が勧請し、境内に祀られている分社

八龍社
八龍社
高籠神 (たかおおかみのかみ)
水を主宰する神様で、特に雨乞い・止雨に霊験があるとして崇められています。
弁財天奥の院
撮影準備中
市杵島比賣命 (いちきしまひめのみこと)
日本神話に登場する女神で、宗像三女神の一柱。水の神です。
白龍社
撮影準備中
祭神不詳